企業で取り組むメンタルケア
2016年4月28日
昨日札幌の企業様でメンタルケアの講座をさせていただきました。全3回の初回♪
今まで女性が対象のセミナーが多かったのですが、今回は100%男性!ちょっとビビりましたが、とても暖かく迎え入れてくださったのでありがたかったです♪
企業全体でメンタルケアに取り組むというのがとてもとてもステキです。
【メンタルケアとは】
簡単に言うと、心の健康が維持でき、充実した毎日を送ることができるようにすることです。
疲れによるイライラや身体の不調を訴えることなく日々過ごすことが心にも体にも良い状態ですね。
その理想的な状態に近づけるような考え方や行動を生活に取り入れるための講座が今回のメンタルケア講座です。
【メンタルケアをすることで変わる意識】
自分がどんなことにストレスを感じやすいかご存じですか?
人間にはいくつもの欲求があります。
研究した肩によって4つの欲求があるとも、5つの欲求があるとも、6つの欲求があるとも言われています。
私はリュッシャーカラーテストのカラーサイコアナリストでもあるので、リュッシャー博士の4つの欲求が一番しっくりきますが。
人間は欲求が満たされないとストレスを感じます。人間関係でストレスを感じやすい方、認められないとストレスを感じやすい方、一番にならないとストレスを感じやすい方、制限されるとストレスを感じやすい方などなど。
その傾向をしっかりと認識することで、そうならない状態を自分で作り上げることができるのです。
意識していないとただただ「ムキーッ」とか、「イーッ!!」とイライラします。
自分なりの気分転換方法や疲れ解消の方法はありますか?
疲れを感じたりストレスを感じた時にどんな行動をすることでそれが緩和されたり、気分転換になるのかを知っていると軽い症状のうちに自分でケアできるのです。
さらに、今行っている行動が通用しない時があるかもしれません。その時に「なんで今日はこれで気分が晴れないの?大丈夫か!私!!」と焦らないために、いくつかのパターンを持っていると次々と試すことができるので便利ですね。
ポイントは「自分でケアする」ということです。そこがうまく自分のなかには落とし込まれていないと、疲れるのもストレスを感じるのも誰かのせいになってしまうのです。
メンタルケアの方法を学ぶことでこれらのことを理解できるようになります。
【企業全体でメンタルケアに取り組むメリット】
メンタルケアは個人ですることがメインになるかなと思うのですが、企業やチームで取り組むことも同じくらい大切です。
お互いのことを改めて考えるきっかけにもなりますし、ひとりのストレスや感じ方はその方以外にも感じる可能性があるからです。
居心地の良い関係作り、組織作りをするためにはひとりの問題をそのものとしなければならないのです。
上司、部下、先輩、後輩という立場を越えて、ひとつの成果をあげるためにお互いの心の状態にも目を向けることが必要になります。
そうすることで、だれか一人に負担をかけることもなく、何か迷ったり悩んだりしている人に気づいてお互いにフォローしあったり話し合う時間を作ることができます。
ひとりじゃないと思えることも組織の中では大切です。自分だけが大変!自分だけがやってる!自分だけに負担がある!という意識もなくなっていきます。
組織にいる皆さんで「より良い環境とは?」「さらに良い関係を作り上げるには」ということも話し合っていただきます。
講座という名のミーティングをしていただきます。そして、そこで話し合い決めたことは実行していただけるようにオススメします。
みんなで決めたことという意識が働くので効果が出やすいですし、自分の組織と思えると楽しくなりますよね。
ストレス社会と言われていますが、ストレスは今始まったことではないのです。
私がセラピストをし始めた12年前からストレスを感じている方はいらっしゃいました。でもその時は個人の責任という部分と捉えられていました。
でも社会活動をしている以上は個人レベルで解決できるものばかりではないのです。組織やチームで取り組む必要がある部分も大きいのです。
ようやくそのことが表に出て認識されてきたのだとちょっとうれしくなりました。
どんな方でも心身ともに健康でいるために心のケアも怠らず、みんなで取り組みましょう。
講座終了後、駅まで送っていただいたのですが、「お帰りの電車の中でどうぞ」といただきました。
お心遣いに感動です。
ありがとうございました!!