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寝室に最適なカラーコーディネート

2016年5月17日

先日とあるセミナーで、「適色適所」というお話をさせていただきました。

言ってて舌を噛みそうになりました(笑)

 

適材適所という言葉がありますよね、その分野にあった人をふさわしい地位や仕事についてもらうことですよね。その「色」バージョンと思ってもらえたらいいかな。その色にふさわしい場所があるのです。お家でもオフィスでも。

その時はお家編でお話致しましたが、特に質問が多かったのは寝室でした。結構意外でした。子供部屋やリビングが多いかなと思っていたので。

 

【お家における色の役割】

色は様々なイメージを人に与えます。やさしいイメージ、強いイメージ、かわいいイメージ、爽やかなイメージ、元気なイメージなどなど。それらを上手く使うことで室内のイメージを簡単に替えることができるのです。また、その空間を使う人の心に作用することになるので、寛ぎのスペースがより一層寛げる空間になったり、勉強がサクサク進む空間になったり、読書がしやすい空間になったり、おしゃべりが弾んだり、食事がもっと楽しく感じる空間になったりします。

また、色使いによって空間を広く見せることも可能なので、上手に使うと良いことがいっぱいですよ。

 

【寝室におススメの色はこの3色】

寝室は1日の疲れを取って、明日への鋭気を養う場所ですね。良いことも残念なこともリセットしてまた新しい1日を楽しむことができたらいいですよね。そのための準備の空間です。

そのためには、心を落ち着かせてくれる色、気持ちを切り替えてくれる色、やさしくなれる色などがおススメになります。

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◎ベージュ・茶系

ベージュや茶系は人の心を安定させてくれる色です。大地の色とも言われ、私たちになじみがあり穏やかな気分にさせてくれます。オレンジや黄色を薄くしたり、暗くした色なので暖かみを感じるため、神経が休みやすくなります。

 

◎グリーン

グリーンは心にゆとりを与えてくれる色です。山や草原などに行った時、自然と深呼吸をしていることはありませんか。森林浴に行かなくても心をやさしく包んでくれるのです。

 

◎白

これは少量を使うことをおススメしています。あまり多用すると空虚感や寒さを与えてしまいます。適量な白は心をリセットしてくれ、心に光と希望を与えてくれます。メインではなくサブカラーとして使うことが良いですね。

 

【寝室に避けた方が良い色】

◎ブルー

特に水色は爽やかさが溢れすぎ、寒さを感じてしまう可能性があるので、寝付きにくくなることがあります。どうしてもブルー系を使いたい時は紺が良いかなと思います。

 

◎レッド

この色は交感神経を刺激しアドレナリンの分泌を促すため、休んでいるつもりでもリラックスしきれていない可能性があります。血圧が上がり、脈拍が増加した状態だと落ち着かないですよね。

 

【女性に多い寝室の色】

ピンクの寝室という方も女性には比較的多いのですが、できればパステルピンクやベビーピンクというような薄いピンクがおススメです。ショッキングピンクのようなビビッドなピンクだと刺激が強いため心が十分に休まらない可能性があります。

 

 

ただ、寝室は完全にプライベートな空間なので使う方の好みを反映させることができる空間です。極端なことをいうと使う方の好みでコーディネートしてください~~ということなのです。とはいっても、やはり色の持つ作用を考えると、先に挙げた「ベージュ・茶系」「グリーン」「少量の白」というのがおススメになります。

どの色を使うにしても寝室はあまり色数を多くしない方が良いですよ。2~3色がいいですかね。それ以上になると色が反乱しているようなイメージになり、せっかくメインの色を適色にしてもその色の心身への効果が薄れてしまいますので、お気をつけください。

ベッドカバーやカーテン、パジャマなど、寝室空間の色にこだわってみませんか。