カラーを使って環境整備♪
2015年10月5日
今日はとある介護施設様にお邪魔してきました。
看護師として、病院、デイサービス、介護施設での勤務を通していろいろ思うところもあり、介護施設でもカラーの知識を必要としてもらえるのではないか・・・と思っています。
☆☆☆☆☆ 介護施設で抱え得ること ☆☆☆☆☆
1.高齢者の方の心が落ち着かなくなることがある
2.居住スペースとして個人の好みが反映されにくいが、個性も大切にしたい
3.施設のイメージを表現しきれない
4.介護職員の洋服の色が暗くなりやすい(白・黒・グレー・ベージュが多くなる)
5.施設内が雑然とした印象を与えてします
かなり失礼な表現もあるかもしれませんが、こんな感じの悩みが出てくることがあります。
特に「1」「2」に関しては考えますよね。
終の棲家になることもありますので、完全に自分の好みではなくても、心穏やかに過ごせる空間を作りたいと思うのもです。
☆☆☆☆☆ 色を使った改善案の提案 ☆☆☆☆☆
施設内の共有スペースは家でいうとリビングに当たりますよね。
住宅のリビングは家族の他に、お客様も入る可能性があるので、誰にでも受け入れられやすいという色彩が良しとされています。
ベージュや茶系などのナチュラルな感じや、白やグレーなどのシンプルな感じがいいですよね。
でもそれだけでは単調になりやすいので、お花を飾ったり、壁に絵を飾ったりすることでアクセントができ上がります。
また、椅子の色を少し変えるだけでも、印象が変わりますので、背もたれの色や、ソファがあったらクッションの色を施設のイメージカラーにしてみるのも良いかもしれませんね。
共有スペースは特にいろんなものが溢れてくる可能性があるので、使う色数を制限することでスッキリと見せることができます。
できれば3色位にしてみるといいですよ
これはこじんまりとしたスペースでも同じことが言えます。
色数を制限することで、空間が広く感じたり整理整頓されている印象を与えます。
人の心をあたたかく安心させてくれるのはピンクが優等生の色です
共有スペースのどこかにピンクの何かがあったらいいなぁと思います。
それは職員の方のエプロンや洋服でもいいと思うのです。
入居者さんの目に必ず入りますよね
たぶんちょっとした工夫でお互いにいやすい空間になるんですよね。
私の提案するカラーコーディネートはカラーセラピー仕様になることがほとんどです
この空間でどんな心の状態でいたいのか・・・それが私の1番のポイントです
知らなくても生きていけますが、知っているとちょっとだけ楽しくなるのがカラーの世界です
心のバランスをサポートする、バランスサポーターの山岸ひとみでした