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自分の幸せのためにできること

2016年1月15日

昨年友人からプレゼントしていただいた本。

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なかなか読む時間がなく、ようやく年末から読み始め先日読み終わりました。

タイトルは【がんが自然に治る生き方】ですが、読み終わった今も、本当に自然に治るとはあまり信じていません。

ただ、この本の中に書かれている、西洋医学にだけ頼った治療をしなかった方々の体験を読んでいると、これはがんになった方だから・・・ではなく、現在病気を抱えていない方にも当てはまる生き方を紹介しているように感じました。

末期のがんと診断され、余命を告知された方々ががんを寛解した体験談がいくつか紹介されています。

その方々に共通にしていた行動や考え方があるとのことで、その共通のことについて書かれています。

 

☆☆☆☆☆ 自分を本気で見つめるきっかけが病気だっただけ ☆☆☆☆☆

がんは死に直結する病気という認識が強いと思います。

病名を告知されると頭の中には「死」「絶望」という言葉が浮かぶ方も少なくないはずです。命の期間を告げられることもあります。

残された時間でやりたいことは何か、やるべきことは何か、どうすることが自分にとって一番良いことなのか・・・

ということを真剣に考えるのです。

いつか死ぬとわかっていても、それはずっとずっと先だと誰もが思っているでしょう。

でも、その日があと1年・・・半年・・・と言われた時、人は時間は無限ではないと改めて知るのです。

時間がないと本気で思った瞬間、自分のために思考が働きます。

そうです、ようやく自分にとって良いとされることが何なのかを考えるのです。

普段から考えている方でも、命が目の前にあるとたぶん違った思考になるかもしれませんね。

 

☆☆☆☆☆ 自分のために生きる ☆☆☆☆☆

【私が生きたいのは「自分のため」なのだと思ったのです】

本の中の一文です。

がんを寛解した方の言葉です。

がんになった、死にたくない、子供がいる、孫がいる、家族がいる・・・と思って病気を向き合う方がとても多いですし、実際にがんを寛解した方皆さんが「どうしても生きたい理由を持った」ということでした。

でも、その生きたい理由を考えていくと、結局は「自分のため」だったということ。。。

まだやりたいことがある、やりのこしたことがある、それをやり切るために病気と向き合うことができたそうです。

誰かのためという奥には「自分のため」という気持ちが実は隠されているのですね。

 

私もがん経験者です。

その時のことを思い出しながら読んでいましたが、こんな考えになったなとか、こういう行動取ったわとか、病後から今でも続けていることがあるなとか、感じるものがありました。

病気を経験すると、同じような思考・行動になるのだと実感。

そして、病気になる前にこういう思考や行動が少しでもできていたら、ひょっとしたら病気にならなかったかなと、おかしな妄想までしてしまいました。

健康が一番。

まずは心が健康でいられるように、自分の幸せのために生きることを考えましょう。

 

心のバランスをサポートする、バランスサポーターの山岸ひとみでした