止める勇気を持つ
2016年3月4日
先日ある研修に行ってきたのですが、その中で講師の方がおっしゃっていたこと。
「人は何をプラスしたらいいかということに目を向けがちだが、何を止めるかに目を向けることもとても大切」
ものすごく納得しました
このことはどんなことに対しても共通したことだなぁと思うのです。
毎日毎日残業で1カ月くらいちゃんと休んでいない方が、風邪を引いたとします。
「薬を飲まなきゃ」と思う方が多いと思うのですが、「仕事を休んで休養を取る」という選択肢はあまりないように感じます。
薬を飲むという今の状態にプラスをすることは考えても、仕事を休むという止める行動を考えないのです。
誰かに移してしまうかもしれないという可能性もありますし、安静にして体を休めるということが必要なんですよね
仕事でも世の中が動いているのにずっと同じことをしていたら取り残されてしまいます。今の状況に何が足りないのだろうと考えます。そして思いつくことをプラスしていきます。
でもね、現状にプラスしてもどんどん時間も体力も奪われるだけなんです。プラスする前に何を止めるかを決めなくてはいけないのです。世の中について行っていないものを止めなくてはいけないのです。
止めることは今までの自分を否定してしまうのではないかと感じる方もいるかもしれません。
最新のものも少し時間が経つと古くなります。それと同じようにどんなものも古くなっていくのです。必要のないもの、古くなったものをまずは止める勇気が必要です。そうしないと新しいものをする時間も考える時間もなくなるのです。
もったいない、いつか必要とされるかもしれない、まだ少し需要があるし、などと考えているとその思いは執着に変わっていきます。そうなると止めるのがもっともっと怖くなるのです。その恐怖を感じながらの生活は・・・疲れます
止める勇気
持ちたいものですね