住所

ヒプノセラピーで過去の自分を自分で癒し、今を生きる

2016年5月29日

先月からスタートした、セルフインテグレーションファシリテーター養成講座。

今月は退行催眠。いわゆるインナーチャイルドの癒しでした。

 

【インナーチャイルドは誰の中にもいます】

誰の中にも傷ついた自分がいます。小さな頃で記憶が鮮明ではない場合もありますし、ある程度記憶があって何となく覚えている場合もあります。大きな傷かもしれないし、小さな傷かもしれません。誰にでもあるのです。

その傷をそのままにして治った気になっていることも意外と多いんですよ。化膿しているのに見ないようにしてそのまま放置しているの。見たり触れると痛いから見ないようにして、治ったと思い込んでいるの。

そうなると治っていないから、何かの拍子に痛みを思い出す。でも見ないようにしているからどこが痛いのか、どうしていたいのかがわからなくてアタフタしてしまうこともあります。そんな繰り返しをして何だか居心地が悪い心の状態で生きている人も多いのです。

 

【自分自身で癒し、がんばった自分を認める】

その傷はほとんどの場合、自分を助けるためや自分を守るためにできたものです。目を背けるのではなく、こんな痛い思いしてまで守ってくれてありがとうを伝えて、ギュッと抱きしめることが癒しなのです。過去は変えられないけれど、がんばった自分を褒めたり認めたりするのは今からでもできるのです。心を癒すことはできるのです。

そうすることで傷は本当に完治し、ごまかしではなく本当に痛みが消えるのです。あれ?ケガしてたっけ??と思うくらいに。

ケガをした時に親や友人、大人などなどにかけてほしかった言葉を今の自分がいっぱい伝えることだけでも心は喜び落ち着くのです。

 

【ヒプノセラピーを使って催眠状態でその時の自分を感じる】

何歳の時の自分が傷ついているのかわかる方は少ないです。

潜在意識の中はとてつもなく広く深いので探すのが大変なのです。ヒプノセラピーは催眠状態でとても集中力がある状態で今の自分に必要で癒さなくてはいけない自分をちゃんと探してくれるのです。

膨大な記憶の中から今癒す必要があるちっちゃな自分を見つけて連れてきてくれます。

どうして傷ついたのか、その時どう思ったのか、どんなことをしてもらえたらうれしかったのかを感じていきます。ずっとずっと何年もちっちゃな自分はひとりで闘い続けていたのです。もう終わったよ、大丈夫だよ、よくがんばったねと伝えることで心は喜びます。

誰の中にもいるちっちゃな自分。「見つけて」「ここにいるよ」と心のどこかで見つけてくれるのを待っているかもしれませんよ。と書いたら、ちょっと怖いですかね(笑)

怖いくないです。自分ですから。

ちっちゃな自分は自己主張してますよ。同じような思いをしたり、いつも同じような悩みを抱えていたり、何となく気になる自分の考え癖などで自己主張してくるのです。ちっちゃな自分を認め癒すことで、その思いや悩み、考え癖がスッキリしちゃう可能性が高いのです。

 

 

このセミナーではセッション練習がメインです。セラピスト役とクライアント役にわかれて実際のセッションを体験して学びます。必然的に自分の中を癒していく作業になります。毎回受講生さんのお顔が変わります。表情が変わったり、目の輝きが変わったり、とてもすっきりした表情になったりします。そうして自分自身が癒されて初めて誰かのために何かができるのです。

 

全12回の講座の4回までが終わりました。すでにいろんな変化が皆さまの内面で起きているようです。

どんな癒しをしてどんな変化が起きているのか、受講生さんの許可がいただけたらご紹介していきたいと思います。