学生さんから学ぶこと
2016年9月8日
旭川高等技術専門学院で時間講師をさせていただいて、今年で8年目です。最初はどうなることかと思いました・・・だって今まで全く接点がない年代なんですもの。
道立の職業訓練校なので、社会人経験者もいるのですが、ほとんどが高校卒業したての18~19歳です。
共通の話題もありませんし、そもそもその年代と話をしたことがないので、ただただ困惑です。
でも、最近は少しだけ慣れました。
そして気づけばたくさんのことを教えてもらっています。
色彩検定の授業はそれまでは社会人の方で、自らスキルアップのために勉強をする、色のことが好きで勉強するという方にしか教えたことがなかったのです。
学校は違います。自分の意思ではなくカリキュラムに入っているから勉強するんです。
この違いはとても大きく感じました。
社会人はわからないところは自ら質問します。そして自己学習ができています。最初からやる気スイッチがONなんです。
学生ちゃんたちはわからなくても質問してくることはほとんどありません・・・というか、皆無です。
なので、わかっているんだと勝手に思い込んで授業を進めていました。
んでもって模擬試験をするとおもしろい点数が出てきます^^;
200点満点なのに80点とか(笑)
何で??と思ってイライラしていたのですが、そもそも私が学生ちゃんたちのことをわかっていなかったんですよね。
勝手に理解していると思い込んでいたんですもの。。。本当は何を質問したらいいかわからなかったり、質問するのが恥ずかしかったり、質問すること自体めんどくさかったり、やる気スイッチがONになりきっていないってことに気づいていなかったんです。
さすがに私も学びました!
自習時間を作ったりして、教室の中をまわってなるべく話しかけるようにしました。
雑談でも良いんです。少しずつ話す機会を作って探りを入れます(笑)
無理やりテストをして、どのくらい勉強が進んでいるかを探ります(笑)
上手く行かないこともありますが、少しずつ対応がわかってきました。そうするとイライラしなくなりました。
私の教え方に問題があったのだと心の底から理解できたので(笑)
8年かかって・・・遅っ!!
それでもわからないままよりは良かったと思っています^^
さてさて、今年の学生ちゃんたちも試験までまだ少しあるので、完全にやる気スイッチがONになるのは少し先かな^^;
9月まで2科合同の授業をして、10月から11月にかけては初めての科で授業をします。
ドキドキだなぁと思いながら、少しだけワクワクしています。
学生ちゃんたちからの学びは大きいです♪
「教えることが学びになる」看護師時代も先輩に言われ、この仕事になった時も師匠に言われました。
その通りです!!と、かなり深く理解している今日この頃です。
皆さんも何でも良いんですけど、誰かに教える・伝えるという作業をしてみると良いかもしれませんよ。
いろんあ学びと気づきがいっぱいです♪