人間関係を良くする「非干渉」
2016年9月28日
人の悩みの上位に必ず入る人間関係。
家でも会社でも、習い事でも、学校でも、必ず人と接しますよね。
心地良い距離感もあれば、居心地の悪さを感じてしまう関係性までありますが、居心地の良い人間関係は自分で作ることができます。
作る方法は幾通りかありますが、その中のひとつに「非干渉」があります。
干渉とは、「立ち入って他人に関わること」「他人を自分の意思に従わせようとすること」です。
ということは非干渉は、「他人事に関わらないこと」「自分の意見と他人の意見を分ける」ということになりますね。
関係性が近ければ近いほど、この干渉の減少が起こります。どうでも良い人には興味を持たないというか、目を向けませんよね。ですから干渉のしようがないのです。
興味があるし好きだから関わりたいと思うし、同じような考えだったら良いなと思っちゃうんです。これが行き過ぎると、人のことと自分を同じように感じてしまいます。「自分=人」になってしまうんですよね。私はこれを一体化と言っています。
この「人」は友達だったり、同僚だったり、親子だったり、夫婦だったり、兄弟姉妹だったりします。
親と一体化している場合は、自分が何か行動を起こす時、親だったらどう思うだろうとか、こうすることが親が喜ぶことと感じていたりします。
夫婦の場合は、パートナーの評価が自分の評価になり、妻が夫の肩書に酔いしれる・・・なんて現象も起こります。
同僚の場合は、一体化している同僚だけが昇進しようものなら、自分だけが取り残された気分になったり、一緒じゃないことに対して妬みを持つ原因になります。
言葉で見ると、「そんなことないよ~~」「あり得ない~~」と思うかもしれませんが、この現象は結構な確率で起こります。
私の周りにもチラホラ。。。
私もその状態に片足を突っ込んだこともあります。
その頃はとても辛かったです。自分なのにどこか自分じゃないんです。主語が自分になりきれていないんですもの、キツイですよね^^;
この経験から今は、非干渉を心がけています。
ついつい心配で口を出したくなることも多々あります(笑)でも、ほんの少し心の中で、「私とは違う。私には直接関係のないこと」として線を引くようにしました。
その結果、今は楽ですね^^
相変わらず友人知人のことは大好きです♪
でも違う人であることを認識することで、とても良い距離感になれたように感じます。
仲良くなることと、一体化することは全く別です。
誰かに自分の意見を押しつけなくなりますし、相手の意見にも惑わされなくなります。これって、相当心地良いですよ^^
ついつい陥りがちな一体化。ほんの少しの心の持ち方で改善できますし、とても楽になります。
ふふふ^^少しでも思い当たる方は、ちょっとだけ意識してみてくださいね、非干渉を。