イラっとしないために、怒り日記をつける
2017年5月1日
仕事や家事、子育て、人間関係でイラっとすることはありませんか?
たぶん間違いなく、これまでに1度はありますよね?
その時は、どんなふうに対処しますか?
我慢する?
怒りを相手にぶつける?
さりげなく怒りを伝える?
態度で表わす?
物に当たる?
他の人に八つ当たりをする?
怒りの感情は、他の感情よりも強く厄介なものです。自分でコントロールをしようとしても、なかなか上手く行かないこともあります。
怒っていることを我慢する必要もありませんが、ストレートに相手にぶつける必要もありません。
自分の中で沈静化させるのが良いのですが、それもなかなか難しいですよね。
怒りは6秒を超えると落ち着くと言われていますが、6秒待てる自信がない・・・という方も多いです。
怒りやすい方には共通の特徴がいくつかあります。
・認めて欲しい気持ちが強い人
・マイルールが強い人
・完璧主義な人
・人間関係に上下関係を作ってしまう人
・物事を勝ち負けで考えてしまう人
これだけを見ると、なんだか近寄りたくなり人に感じますね^^;
でもね、この特徴は多かれ少なかれ、誰にでもあるんですよ。
特に1番目に書いた特徴の、「認められたい」欲求は本当に誰の中にもあります。
なのに、すぐにイラっとする人と、しない人がいるのはなぜ??と思いませんか?
できればイラっとしないで毎日を過ごせたら、とても平和で良いなぁと思いませんか?
イラっとしない人は、自分の中で感情の処理が上手なのですよね。
じゃあ、下手な人はずっと怒りっぱなしの人生??
これは疲れます!
少しでもイラっとしない毎日を過ごしたいと思ったなら、まずは自分の怒りポイントを理解するところから始めてみましょう!
イラっとしている時は、当然冷静さに欠けますので、自分を分析することはできません。
ですから、イラッとした日の夜に時間を作りましょう。1時間くらいあると良いですね。
次のような手順で分析をしていきましょう。
1、イラっとした時の状況を書きだす
できるだけ具体的に書いてくださいね。
時間、周りにいた人、誰が何をしたのか、どんな言葉を言われたのか、自分がどんな言動を取ったかを書きます。
2、その時、自分の中に湧き上がった感情を書く
イラっとした次に湧いてきた感情があるはずです。それを思い出し、書きだしましょう。
悲しくなった、バカにされたような気持ちになった、恥ずかしいと思ったなど、何か怒り以外のことが浮かんだはずなのです。
それを書きます。
3、自分の言動を振り返る
その時自分が取った言動を振り返り、他に方法がなかったかを考えます。
言葉や態度で、こうしたら良かった、次に同じ状況になったらこういうことをしてみると良いかもということを書き出します。
4、相手の言動を想像する
ここで、イラっとした相手の言動を改めて考えます。
といっても、どうしてそのような言動をしたのかは、本人にしかわかりませんので、自分なりに想像をしてみてください。
そして、考えられることを書き出していきます。
この4つのポイントで考えていくと、いろいろなことが見えてきます。
自分の怒りの理由、自分が取るべき行動、そして実は相手は自分を怒らせようとしていなかったことにも気づきます。
イラっとしている時は、わからなかったことも、時間が立つことで理解できることもあります。
この振り返りをイラっとした日に行い、メモしたものを取っておきます。
そしてさらに振り返ることで、自分がどういう状況でイラっとしやすいのか、どんなタイプの人にイラっとしやすいのか、イラっとした時の自分の言動の特徴もわかるようになります。
ここまでわかると、不思議とイライラが減っていきます。自分なりの対処方法を見つけることができるから。
今までこの「怒り日記」をつけた方の中に、お昼休憩前にイラっとすることが多い、上司に対してイラっとすることが多い、同じことを3回以上言われるとイラっとするという特徴に気づいた方がいました。
その方は、お昼休憩前にはなるべく上司と話をしない、3回同じことを言われない(言わせない)対策方法を考えたということでした。
3回言われない対策方法は教えてもらえませんでしたが、それからはイラっとすることが減ったそうです^^
今すぐ怒りをどうにかしたい!!と思うかもしれませんが、順を追ってゆっくり取り組んで行ってくださいね。
他にもイラっとしな自分になる方法はありますが、自分でできるのはこの方法がおススメです^^
お試しあれ♪