住所

職場でのコミュニケーションを考える

2016年5月13日

昨日は札幌の企業様でメンタルケアの講座でした。2回目の今回のテーマは「ストレスのかからないコミュニケーション」でした。

image2750

【コミュニケーションが苦手な方の共通の思いはコレ】

実はコミュニケーションが苦手なんです~~という方々によくよくお話を聴いてみると、共通のお言葉が返ってきます。

「話すのが苦手で、自分の言いたいことが伝わらないこともあるんです」と・・・。

ふむふむ・・・これはコミュニケーションが苦手なのではなく、自己表現が苦手ということなんです。

 

【コミュニケーションが成立するために必要なもの】

これは「相手」なんですよね。話す人だけではコミュニケーションは成立しません。壁に向かって話をしていても成立しませんよね。聴いてくれる人がいるから成り立つのです。

ということは・・・コミュニケーション上手な人は話し上手ではなく、聴き上手ということですね

講座の中では聴く姿勢とはどういうことなのかを体験していただきました。

聴く姿勢がある方と会話をするとどんな感じになるのかを体験です。そうすることで自分も聴く姿勢を意識するようになります。

人間は聴いて欲しい、わかって欲しいのです。聴き上手はモテモテになれちゃうんです

前回のセミナーの中でも少しだけ聴く姿勢のお話をしたのですが、そのことがちょっと頭に残っていたスタッフさんが日常生活で実践をしてみたそうです。いつも以上に少し耳を傾け、ご家族との会話をしてみたところ、自分が今まであまり真剣に人の話を聞いていなかったなぁと感じたそうです。意識することで会話が今までより楽しくなったとおっしゃっていました。

ステキですね

 

【尊重の姿勢の会話術】

どんな会話でもそうですが、自分の思い(要望・意見)だけを伝える、誰かの思い(要望・意見)だけを尊重していると必ず誰かにしわ寄せが行くというか、ストレスを感じる人ができてきます。

その状態は特に職場では良くないですよね。仕事への意欲が一気に減りますし、仕事に行くこと自体がストレスになる可能性があります。

自分のことも相手のことも尊重した会話をすることが必要になります。

両者の要望が叶うように、第3の答えを出す・・・という感じでしょうか。

会話術はスキルなんです。持って生まれた能力というわけではありませんので、練習をすると上手になってくるのです。

さらに相手を責めない言葉を使って会話をすると、怒るということが減ります。慣れてくると怒らなくなります。自分の正直な思い(感情)をやんわり伝えることができるので

怒っている思いの底には「悲しみ」や「心配」があるのです。その思いを伝えられるようになると怒らなくて済むということなんですよ

 

お子さんや大切な人が連絡もなしに遅れてきたり、遅くに帰ってくると「こんな時間まで何してたの」とか、「連絡くらいしなさい」と怒っちゃいませんか

でもそれは「何かあったのかな、まさか事故」と心配しているからですよね。だとしたら怒るのではなく「心配したよ~~」と言うだけでいいのです。

 

なんてことをセミナーの中でロープレをしながら体験体験。

皆さま役者さんのように役になりきっていました

お互いを尊重する会話を心がけていくと、相手の話を聴いているつもりが気づいたら尋問になっていたなんてこともなくなりますし、何でわかってくれないんだという思いも薄れていきます。

その他にもいろいろと盛りだくさんの内容になってしまいましたが、少しでも話すこと聴くことのヒントになったらいいなぁなんて思いながらの2時間でした

 

人間関係を良好な状態にするためには、コミュニケーションは不可欠なものですよね。職場全体で尊重の会話に意識していくと、さらに良い職場環境になります。

職場単位でメンタルケアに取り組むと良いですよ。

コチラもご参考までに覗いてみてください

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

企業で取り組むメンタルケア