色違いの考え方!移調配色から見えるもの
2017年7月6日
旭川高等技術専門学院色彩デザイン科の学生ちゃんが、インターンシップに来ており、それも今日で終わり・・・ちょっとさみしいなぁ。
と、思いつつ最終日はひたすら絵具で塗り塗りです!
今回の課題は、移調配色です。
何?と思いますよね。そうですよね。
色違いを作るという感じです。
同じ柄で色違いのものって良く見かけますよね。あれです!あれ^^
まずは、柄を考えます。たくさんの色を使っても良いのですが、絵具で塗るのであまり細かいと大変!!
ということで、4色で!と制限をつけました。
んで、どんな色にするのか、基本の色を考えていきます。
そしてできたのが・・・
こちら。
トランプのマークを使ったデザインにしたようです。
この配色を基本として、色相を規則的にずらしていきます。
このずらすというのは、色彩の勉強の中で色相環というのを学ぶのですが、それを知っていると簡単にわかります^^
学生ちゃんは、昨年は色彩検定の3級を、今年は2級を受けていますし、色彩デザイン科なのでその辺りはしっかり理解していました。
んでもって、まずひとつめのパターン。
こんな感じになりました。
黄緑が良い感じに目立っています。
そして、2つ目のパターン。
学生ちゃん曰く・・・「なんか気持ち悪い(笑)」だそうです(笑)
パターン2が一番のお気に入りだそうです。
パターン2は、他の2つと比べると、どこか地味な感じがします。
なぜ??と分析をすると、それぞれの色の明度(明るさ)が全体的に低いんですよね。なので暗く感じます。
他の2つは、黄色に近い色があるので、それらが鮮やかさや明るさを引きたててくれているんです。
そして、基本パターンの黄色と、パターン1の黄緑、パターン2の緑が、もう少し面積が小さければアクセントになるなぁと思います。
色違いって、こんな風に考えると色選びに迷わないよ~~!という演習でした。
頭の中で考えている配色も、こうして実際に色をつけてみるとイメージが変わって見えたりします。
色を変えることで、イメージも変わりますので、同じデザインでも違って見えますよね。色が違うと狙えるターゲット層にも変化が出てきます。
やっぱり色っておもしろい!!
ということを、インターンシップの学生ちゃんの演習を通して改めて思ったのでした♪
学生ちゃん!インターンシップに来てくれてありがとうございました♪