今朝お客様から「素朴な質問」というメールが来ました(笑)
素朴な質問??どんな質問??と思って読んでみたら・・・
【愛と執着の境界線はどこですか?】
おっ!
朝から深い質問(笑)
執着については私も最近考えていたことだったので、タイムリーな質問でした。
執着する対象としては、人、仕事、お金、物があります。
愛を持って接しているだけのはずが、気づいたら執着していた!ということは良くあることです。
ただ問題なのは、執着していることに気づきにくいという部分です。
愛と錯覚しにくため、執着の思いまでキレイなものとして扱ってしまうことがあります。
こうなるとなかなか認めにくいんですよね。
執着ってあまり良いイメージがないでしょう?
だから自分の中にそんなネガティブなものがあると思いたくないですし、大好きな人や物に対してマイナスの感情を持っているなんて。。。想像するだけでもちょいと辛い^^;
でも、それを認めないととんでもないことになるかもしれません!!
どんなとんでもないこと???
究極の自己中になってしまい、周りがまったく見えなくなります。
誰の声も届かず、執着している対象にしか意識が行かず、気づけば孤立していた・・・ということになりかねません。
と、こんな脅しまがいのことを書いても怖いだけなので(笑)
愛と執着の違いや境界線について私の考えを書きますね。
たぶんいろんな解釈があると思うのですが、私が多くの方と接して感じた違いは2つです。
・失うことへの強い不安が伴っていないか
・距離があっても大丈夫と思えていられるか
強い不安を感じていたら要注意かもしれません。
人間ですから不安になることもあります。
執着している場合は、この不安が恐怖に近いような強いものです。
人であれば、その人に嫌われるのでないかと常に不安。
仕事であれば、その仕事を失ったらと思うと寝られないくらい不安になる。
物であれば、それがなければ生きていけないくらいまで不安になる。
お金であれば、お金が減ることへの恐怖。
などなど、失うことへの不安が強ければ強いほど、それをいつまでも自分の手元に置いておきたい、離したくないという思いが大きくなり、両手で全力で抱え込もうとします。
これはもう立派な執着です。
そして距離の問題ですが、特に人に対する執着を持っている場合は、これが当てはまる場合が多いように感じます。
遠距離という物理的な距離もそうですが、心の距離もこれに相当します。
常にその人や物のことを考えている。
そばにいないと不安。
その人がいつどこで何をしているのか、知っていないと気が済まない。
自分が一番その人のことをわかっている。
というような思いを持っていたら、要注意かも!
2つとも根底にるのは“不安”なんですよね。
執着は依存にもつながりますので、最近ちょっと不安の気持ちが強いかも??
と思ったら、何に対する不安なのか、どんなことに対して不安を感じるのか、振り返ってみると良いかもしれませんよ。
・・・というようなことをお客様にはお伝えしました。
お話を聞くと、ご本人が・・というわけではなさそうだったので、安心^^
純粋な愛は、自分の中にその思いがあるので、見返りも求めないですし冷静さもあります。
たとえ不安があってもそれ以上の温かさがあるはずです。
執着すると相手の中に、勝手に自分の思いを投入してしまうんですよね。
残念なことにそこに温かさはないかも。。。
気づかないうちに執着していることが多いので、定期的にやはり自分を顧みるって必要かも・・・ですね^^
朝からおもしろい質問で、楽しかった♪
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